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第37回みちのく会 山形大会レポ(9)
明日からまた仕事だよね。(2011年2月27日昼〜深夜)
帰路。
ケアハウス会場→(高速バス)→仙台駅→(新幹線)→新青森駅→(普通列車)→青森駅→(急行はまなす)→苫小牧駅→(タクシー)→自宅→(自家用車)→職場
ミスを恐れて無闇に余裕のある計画を立てている。というわけで仙台駅で6時間待ち。
観光や名所名物にはもとより全く関心がない。駅前の吉牛(おそらく非仙台牛)からブックオフで仏和小辞典。これで30分。完全に時間が余った。
(待ちきれずに)さっさと改札をくぐって,ひたすらに“Cocytia”の文献読みとキオスクで買った「中央公論」読み。「中央公論」は同じ「論」でも「正論」より大人しい。声高に叫ばないと正論にならないのかもしれない。
夕食はほとんどイイカゲン。新幹線では… 覚えてないや。
夜の10時。青森駅でも1時間半待ち。優雅な旅行である。時間を湯水にように費やして優雅なのだが,優雅は寒い。動いていないと寒い。
こういうときは,あちらこちらを撮影。
わたしが本気を出せば青森駅なんてたちまち丸裸になるのだが,寒いから本気が出ない。
連絡通路のトイレ。
試しに下に見える穴に硬貨を入れてみると,鈍い音がした。10円玉の感じがする。まあまあ繁盛している模様。
カメラを持ってトイレ侵入。人に見られると変質者扱いされる。迅速に行動せねばならない。
あー,善意とペーパーは満ち足りているようで喜びにたえない。
というわけでホームに降り立つ。「にわか鉄ちゃん」である。
鉄道マニアがディープな愛に突き動かされていることは,「【ニコニコ動画】アイドルマスター 夏草の線路」や「【ニコニコ動画】【初音ミク・猫村いろは】もう新車はいらない【鉄道替え歌】」(登録が必要です)とかそれらのコメントとかで知っている。電車というのは心を揺さぶる被写体なのらしい。
愛がないのでまずこんなものに目が行く。
よく分からないオブジェ。「りんごのつもり」だとは分かるよ。
気を取り直して,電車にカメラを向ける。電車はホームで冷え固まっている。
上手く撮る気が無意識的に欠落しているんだなあ。
人間や風景を撮るよりはずっと面白いのだけど。
愛がないのですぐに飽きてこんなものに興味が移る。
役に立っているのどうか。
「監視社会」の緊張感はごく乏しい。駅事務室にもカメラを付けて,双方向にすればいいのに。
夜行ではあまり良くは眠られず。
早朝の苫小牧は寒さがゆるんでいた。
では縁があればまた来年。