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第37回みちのく会 山形大会レポ(4)


ルーティンワークとしての記念撮影から宴席まで。(2011年2月26日夕刻)


 しばしの休憩。このスキに標本箱を見て回る。

標本箱

 ギンモンスズメモドキがいるねえ。この蛾の属名“Tarsolepis”が久しく分からない。「tarsos」には「脚のふ節」と「平らなもの」の2つの意味があって,特定しかねている。

 せっかくだから脚を撮ってみる。

ギンモンスズメモドキ

 毛むくじゃら。属名は脚のことを表現している可能性が出てきた。図鑑にも原記載文にも脚のことなんて書かれていない。標本は頼りになる。だったら標本を作れという話になるのだけど,できない。道具や箱の整理整頓が絶対できない。

 

 時程表とか段取りとか全く見ずにただふらふらしているのが常態のわたしだが,,参加者の記念撮影の噂を聞いたのでそちらの会場へ。注意しないとはぐれっぱなしになる。

看板

 おかしな組み合わせ。電話の受話器についているような電気のコード。

 

 いつものお膳。

饗宴の膳

 偏食のわたしに食べられるようなものはほとんどない。皿やグラスはもっと食べられない。

 

 横断幕。「山形」の「山」は屋根がつくと「囚」になるらしい。

横断幕

 この下に並んで記念撮影。「日本酒」「おっぱい」等の言葉がシラフの人々の口から発せられたが,このレポを読んでいる賢明で君子な方々には何のことやら理解不能だと思う。説明する気はもちろんない。

 

 会場の和室大広間はなかなか小綺麗。

焼けこげ

 焼けこげなんて1箇所しかない。

碁笥

 大きい方がおそらく♀。

 

 わたしが例によってぼーっとしているうちにも,人々はどんどん日本酒をいっている。わたしはドクターストップがかかっている。精神科医がわたしをアルコール依存症予備軍と見なしたからである。おそらく正解。

 人々はドンドンヨッパラッテイク。

 

甲虫

 山形ではクヌギの材割りをするとこういう甲虫が採れる。僻地では食用らしいが,とても食べられない。クヌギの分布していない北海道民で本当によかったとなどと考える。

 

 トリバガの話,カメムシの話,ブログを読んでくれているという話。テキトーなブログでごめんなさい。

 

 仕事に追われる「むしとり。」のμさんが到着。

 μさんは聡明そうな好青年で,スズメガのところへ嫁に行くらしいがもったいない。今日は鳥の仕事で大変だったとのこと。会費もちゃんと払っていた。

 

 やってきたお椀のフタを開けると<軟体動物>が | ^∀^)ノ コニチハ です。

軟体動物

 ああ食べられない。豊かな宴席で空腹を満喫する。仕方なく生の魚肉片をアルミの小鍋で煮て食べたりするのだが,全然足りない。

 だから宴席は嫌い。オークションの時の酒のつまみをむさぼり食ってやろうと堅く心に決める。不健康である。

 

 ほとんどの人がすっかりヨッパーライになった頃を狙って,オークション会場(幹事の部屋)へ移動。

 どう見ても足下が危ない人もいるのだが,そんな状態でも蛾のことになると間違えないのが恐ろしい。蛾に関する情報は脳の別の部位で処理しているらしい。

 このブログを読んだ脳科学者はただちに研究を始めるべし。解剖してもいいと思う。早い者勝ちだよ。


(5)へ続く

 

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