第38回みちのく会 秋田大会レポ(7)
散会。秋田・青森再放浪記。(12/2/27,昼〜夜)
「一人一話スライドヴァージョン」,最後はかなり急ぎ足。
飛行機の時間には勝てないらしい(わたしは子供は嫌いだしJR利用だしで,平気だったのだが)。仕方ないや。11時に散会。
次回は札幌開催となるようだ。
数少ない読者の方,とりわけ札幌在住の方は,ぜひともご参加ください。2月最終の土日です。
このレポートを読めばお分かりの通り,「自称一般人でもまあなんとかぎりぎり大丈夫な」会ですので。
汽車利用組がぞろぞろと送り出しのバスに詰まる。移動中も蛾の話をしている。
バスは秋田駅着。社交性のないわたしは人々と別れの挨拶もせずにたちまち単独行動に入る。
19:30まで自由時間。食事して本屋に行って寒くない場所で本を読んで,というシンプルな計画。
食事処はどこもバカみたいに混んでいる。何かそこで食べねばならない特殊な事情がある人以外は実際にバカなのだろうと思う。
コンビニでおにぎりと総菜パンを買って,駅のコンコースのベンチで。予定通り。予定外に寒い。
せっかくなので,駅に隣接している自然科学学習館をのぞいてみる。ロハだしさ。 中ぐらいのサイズの水槽。熱帯魚。
何を考えているのやら。
ミツボシキリメダカ。
有象無象の類。
オーブが沢山写り混んだ。ピントが合っていないのは霊的干渉のためである。
施設はごく狭い。
十本脚に見える。
手。
ディスプレイに向かってクイズに答えたり,ケースの中のものをボタンで操作したりするものがメイン。パズルの類も沢山棚に並んでいる。
全体に生き物の気配に乏しいのは,管理上の理由だろう。
植木鉢が2つ。
昔は豊胸手術とかに使ったという奴。
胸で電気が起こせると面白いのだが,どういう見栄えになるのか想像がつかない。
科学館を出たところで,もう会わないはずだったみちのく会の方3名と偶然合流。
限りなくセルフサービスに近い喫茶店でお茶になる。コーヒーとクッキーをご馳走になる。
純粋な蛾の話からそれて,話題はいわゆる「蛾業界」へ流れていく。
わたしが図鑑でしか知らないS氏のこととか昔話あれこれ。幼虫が野外で実際に何を食べているのか調べることが大切だと言われたこと。シアン化カリや粉末ナフタレンが以前は簡単に入手できたこと。その他のうわさ話。
こうやって,およそ世事にうといわたしにも「この業界のならわし」が少しずつ分かっていくのであるが,詳しい内容はもちろんここには書けない(聞くはたから忘れてしまったのも理由の一つである。やっぱりニンゲンのことは頭に入ってこない。残らない)。
3人と別れて(さすがに挨拶はした),書店へ。
「利己的な遺伝因子」に関する本を購入。駅の待合いで読み始める。めっぽう面白い。高校の生物で覚えさせられた減数分裂の段取りの重要さがようやく分かる。
本は面白いのだが,とにかく寒い。インフルエンザになるような気がする。ショバ替え。うろうろと浮浪者のごとく探し回って,デパートの食堂街の中華料理店の正面のベンチが最も暖かいことを発見する。
数時間の読書を経て,汽車の時間。
帰路は特筆すべきことは何もなし。汽車が遅れない,予定外の乗り換えがないというのは初めてかもしれない。
青森駅では昨年にはあった「トイレットペーパーの購入費箱」がなくなっていた。いろいろあったのだと思う。
早朝に苫小牧着。その日は半徹夜。モーローとして地理のテスト問題を作っていた。縁があればまた来年。