第38回みちのく会 秋田大会レポ(3)
食事中の虫の話。(12/2/26,夕方〜深夜)
しばしの休憩の後,因習の記念撮影。「みちのく会」は因習と蛾で形成されている。
人間みたいな醜いものを撮っても仕方ないように思うのだけど,そこが因習の因習たる所以で,人間は因習でできている。
3日後にはさっそく集合写真画像が送られてきた。ネットは早くて安上がりである。
さっそく,かすむ目を皿のようにして「手が一本多い」「血だらけの落ち武者の影がかぶさっている」「ここにも顔がありますね」「オーブ」「UFOが小さく」などを懸命に探した(実際はそんなことに命を懸けるべきではない)のだが,収穫ゼロ。
つまらないなあ。参加者の霊的レベルが低いらしい。苦言を呈しておく。
せっかくだからその非霊的写真の一部を上に掲げる。何か意図せざるものが写り込んでいたら,すべからく報告するように。
さて,宴が始まる。どういう開宴の挨拶が行われたかもちろん一つも覚えていない。
ああ,料理の画像は旅行記の王道とはいえ,やっぱり邪悪なものが並んでいる。
体に悪そう。こんなものを食べればたちまち死ぬだろう。わたしは中性脂肪値2千3百を叩き出したことがある。
一応箸で2回ぐらいつついてアウト。甲殻類の気配が濃厚。
下等生物の内容物および表皮とおぼしい。ゴケミドロかと思った。
こんなものは悪しきカルマの源でしかない。
仕方なく,盛りつけられている非加熱の魚肉片を,こういうお膳にありがちな小鍋で煮て食べる。ノンオイルのツナ缶と同じ味がする。
調理師の方,ごめんなさい。
人々は料理よりもアルコールにより一層手が伸びている。しかも彼らの脳細胞はことごとく蛾に向けて活性化しているらしい。MRIをかければ真っ赤に違いない。
食べられるものはないし,しかも向精神薬服用につき断酒歴2年半継続中でボーゼンとしているわたしに人々が気を遣って声をかけてくれる。
ハンドルの“yyzz2”の由来は?
単にアカウントの先取権の問題です。希望のハンドルに空きがなかった。
ブログ読んでるぞ。
ごめんなさい。これからはもっと真面目に書きますので,ひどい言葉を浴びせたり暴力を振るったりはしないでください。
HPの学名のコーナーを頑張るように。
ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ...
弱い稲穂は実らずとも頭を垂れるのである。
時期が時期ということもあるのだけれども,糖蜜採集の話題があちこち。
ある人はキリガ屋への転向宣言を行った。春キリ以外は認めないという。糖蜜スプレー中にフユシャク♀が蜜におぼれていても心が動かないという。
深いところまで行ける(行ってしまう)人とそうでない人とには,エネルギーやヴァイタリティーで大きな差がある。
わたしは,糖蜜はやるのだけれども,続けていくとだんだんしんどくなる。たいていシーズンが終了前に嫌になってやらなくなる。
蛾を集めることへの違和感が強くあるらしい。灯火廻りは自分が手を汚す訳ではないので平気。
- 糖蜜を作るとき,ビールに白砂糖をぶち込んでかき回すと泡がひどい。
- 桃ジュースが便利でいい。
- リンゴを擦って……etc.
黒砂糖を煮るなんてのはもはや古典芸能の世界らしい。
- かつてガードレールにスプレーしたら,ものすごく集まったことがあった。
- 樹幹よりも,葉にスプレーした方が蛾は確実に多く集まる。
北海道ではまだ葉っぱが開いてません… (TдT)
図鑑ではホソバなどに「コケを食べる」とあるが,極めて乱暴な表現であって,セン(スギゴケの類)・タイ(ゼニゴケの類)の他に「地衣」が含められている。
樹幹なんかにくっついているのは「地衣類」であって,あれはコケじゃないのである。
他にもメモが残っているのだけど,何が書いてあるのか自分でも理解不能。
というわけで,幹事団および施設関係者としては食い散らかされたお膳の前でいつまでも酔っぱらわせて蛾の話を半永久的に続けさせておく訳にもいかないのだろう。お開きの時間が来る。
急いで部屋に戻ったわたしが,カメラバックに事前に仕込んでおいたコンビニオニギリ2つをむさぼったのはいうまでもない。腹が減っていたのである。
【(4)へ続く】