yyzz2;虫画像 虫よもやま蛾の学名シャクガ科ヒメシャク亜科

シャクガ科 ヒメシャク亜科
Scopula属 (S)

(すこーぷら)

【命名】 Schrank, 1802

【タイプ種】 Phalaena paludata Linnaeus, 1767

【原記載】 Favna Boica 2 (2): 162 (Phalaena Geomotra)

【意味】 [ラ] scopa(箒); -ulus(縮小辞)。「小箒」。

 原記載「箒のメイガ」,「触角:剛毛,根元は短く,雄ではブラシ状」。命名者は本属をシャクガ(Spanner)ではなく,メイガ型蛾(Lepidoptera Pyralidiformia)に分類している。

【和名】 ウスサカハチヒメシャク
【学名】 Scopula semignobilis

(すこーぷら せみいぐのーびりす)

【命名】 Inoue, 1942

【原記載】 The Transactions og the Kansai Entomological Society 12 (1): 10

【意味】 [ラ]semi-(接頭辞。半分の);[種小名]S. ignobilis(ウスキクロテンヒメシャク)。「半ばignobilis種な」。

 原記載「地色はよく知られている ignobilis WARREN の白色型にほぼ同じである」。"ignobilis"は「知られていない」の意。

ウラテンシロヒメシャク Scopula subpunctaria

【和名】 ウラテンシロヒメシャク
【学名】 Scopula subpunctaria

(すこーぷら すぶぷんくたーりあ)

【命名】 (Herrich-Schaffer, 1847)

【原記載】 Systematische Bearbeitung der Schmetterlinge von Europa 3: 23 (Acidaria)

【意味】 [ラ]sub-(接頭辞。〜の下に,〜に似た);[種小名]punctata; -arius(接尾辞)。「punctataに似た」。"punctata"は「斑紋のある」。

 原記載によれば,命名者のもとへ"punctata Tr.(=Treitschke)"として標本が送られてきたことに由来。ところが該当する種は存在せず,命名者はこれを採集者の誤りとして新たな命名を行ったもの。

 画像は,Seitz, The Macrolepidoptera of the world 4, pl. 4 k (Acidaria) から。

ヨツボシウスキヒメシャク Scopula superciliata

【和名】 ヨツボシウスキヒメシャク
【学名】 Scopula superciliata

(すこーぷら すぺるきりあーた)

【命名】 (Prout, 1913)

【原記載】 Seitz, The Macrolepidoptera of the world 4: 67 (Acidaria)

【意味】 [ラ]super-(接頭辞。上に,勝って); cilium(繊毛,睫); -atus(接尾辞)。「繊毛の勝っている」。

 原記載によれば,floslactata(ヤスジマルバヒメシャク)および immutata(日本未産)種と類似するが,触角の繊毛がそれら2種よりも長いことに由来。

 画像は,ibid., pl. 4 n, fig. 3 (Acidaria) から。

【和名】 シベチャシロヒメシャク
【学名】 Scopula supernivearia

(すこーぷら すぺるにうぇあーりあ)

【命名】 Inoue, 1963

【原記載】 Tinea 6: 30

【意味】 [ラ]super-(接頭辞。上に,勝って); [種小名]nivearia(S. nivearia (シロヒメシャク))。「nivearia の上にくる」。

 原記載によれば,S. nivearia (シロヒメシャク)に類似していることに由来。

190703

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