yyzz2;虫画像 虫よもやま蛾の学名シャクガ科ヒメシャク亜科

シャクガ科 ヒメシャク亜科
Scopula属 (a〜d)

(すこーぷら)

【命名】 Schrank, 1802

【タイプ種】 Phalaena paludata Linnaeus, 1767

【原記載】 Favna Boica 2 (2): 162 (Phalaena Geomotra)

【意味】 [ラ] scopa(箒); -ulus(縮小辞)。「小箒」。

 原記載「箒のメイガ」,「触角:剛毛,根元は短く,雄ではブラシ状」。命名者は本属をシャクガ(Spanner)ではなく,メイガ型蛾(Lepidoptera Pyralidiformia)に分類している。

クロテンシロヒメシャク Scopula apicipunctata

【和名】 クロテンシロヒメシャク
【学名】 Scopula apicipunctata

(すこーぷら あぴきぷんくたーた)

【命名】 (Christoph, 1881)

【原記載】 Bulletin de la Société impériale des naturalistes de Moscou 55 (2): 54 (Acidaria)

【意味】 [ラ] apex(先端,翅頂); punctum(小点,斑); -atus(接尾辞)。「翅頂に小点を持つ」。

 原記載「翅頂に黒い小点」。

 画像は,Seitz, The Macrolepidoptera of the world 4, pl. 4 b から。

【和名】 キスジシロヒメシャク
【学名】 Scopula asthena

(すこーぷら あすてな)

【命名】 Inoue, 1943

【原記載】 Transaction of Kansai Entomological Society 12(2): 3

【意味】 [属名] Asthena属(ナミシャク亜科。「力のない」)。

 原記載「純白,黄褐色の線。そのため外見はAsthena属(ナミシャク亜科)の白色の種を思わせる」。

ウスキトガリヒメシャク Scopula confusa

【和名】 ウスキトガリヒメシャク
【学名】 Scopula confusa

(すこーぷら こんふーさ)

【命名】 (Butler, 1878)

【原記載】 The Annals and magazine of natural history (5) 1: 400 (Asthena)

【意味】 [ラ] confusus(混乱した,不明瞭な)。

 原記載に記述なし。おそらく印象に由来。

 画像は,Butler, 1879, Illustrations of typical specimens of Lepidoptera Heterocera in the collection of the British Museum 3, pl. 50, fig. 7 (Asthena) から。

ウラナミヒメシャク Scopula corrivalaria

【和名】 ウラナミヒメシャク
【学名】 Scopula corrivalaria

(すこーぷら こるりーわーらーりあ)

【命名】 (Kretschmar, 1862)

【原記載】 Berliner entomologische Zeitschrift 6: 136 (Acidaria)

【意味】 [ラ] corrivalis(共通のライヴァル); -arius(接尾辞)。

 原記載に直接は説明されていないが,Acidalia consanguinaria および litigiosaria(いずれも現Idaea属。日本未産のヒメシャク)との類似が述べられており,それに由来するか。

 日本の亜種は,S. c. eccletica Prout, 1935。「挑発的な」。

 画像は,ibid., pl. 2, fig. 6a (Acidalia) から。

【和名】 マルバヒメシャク
【学名】 Scopula duplinupta

(すこーぷら どぅぷりぬぷた)

【命名】 Inoue, 1982

【原記載】 Moths of Japan 1: 453

【意味】 [ラ] duplex(二重の,二様にとれる); nupta(花嫁)。

 原記載に説明なし。不詳。

190504

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