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シャクガ科 ナミシャク亜科
Asthena属
(あすてな)
【命名】 Hübner, 1825
【タイプ種】 Geometra candidata
【意味】 [ギ]asthenês(弱い,力ない)。
原記載には翅の模様についてしか触れられていない。おそらくこの属の蛾の与える印象からの命名だろう。
【和名】 ウステンシロナミシャク
【学名】 Asthena amurensis
(あすてな あむーれーんしす)
【命名】 (Staudinger, 1897)
【意味】 「アムール地方の」。“-ensis”は地名を示す接尾辞。
採集地(沿海州)から。原記載では Cidaria candidata var. amurensis 。
【和名】 キムジシロナミシャク
【学名】 Asthena corculina
(あすてな こるくりーな)
【命名】 Butler, 1878
【意味】 [ラ]cor(心臓,心); -culum(縮小辞。小さな); -ina(接尾辞)。
「小さな心臓のようなもの」。原記載には説明がなく,不詳。
【和名】 マンサクシロナミシャク
【学名】 Asthena hamadryas
(あすてな はまどりあす)
【命名】 Inoue, 1976
【意味】 マンサク(Hamamelis japonica)の属名と,[ギ]Hamadryas(ハマドリュアス,木の精霊。参照「ハマドリュアス - Wikipedia」)をかけた命名と思われる。
原記載(Inoue, 1976, Tinea 10: 16-17)によれば,マンサクを食草とすることで,次項のコナラを食うムスジシロナミシャクから区別された蛾。
【和名】 ムスジシロナミシャク
【学名】 Asthena nymphaeata
(あすてな にむふぁえあーた)
【命名】 (Staudinger, 1897)
【意味】 [ラ]Nympha(ニンフ,山や川に宿る女の精霊); -atus(接尾辞)。
印象による命名と思われる。
画像は,Staudinger, 1897, Dt. ent. Z. , Iris 10: 99 から(Cidaria nymphaeata)。
【和名】 キマダラシロナミシャク
【学名】 Asthena octomacularia
(あすてな おくとまくらーりあ)
【命名】 Leech, 1897
【意味】 [ラ]octo(8); macula(斑点); -arius(接尾辞)。
「8の字の斑のある」。原記載に「中央あたりに8の字のような印の黒い線」とある。
画像は,Seitz, 1915, Die Gross-Schmetterlinge der Erde, Bd. 4, pl. 7 。
【和名】 カラフトシロナミシャク
【学名】 Asthena sachalinensis
(あすてな さはりねーんしす)
【命名】 (Matsumura, 1925)
【意味】 採集地(南樺太)から。[ラ]-ensis は地名を表す接尾辞。
画像は,Journal of the College of Agriculture, Hokkaido Imperial University 15(3): 158, pl. 10 (Acidaria)。
170117
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