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シャクガ科 ヒメシャク亜科
Idaea属(a〜e)
(いーだえあ)
【命名】 Treitschke, 1825
【タイプ種】 Phalaena aversata Linnaeus, 1758
【原記載】 Systema Naturae (Edn 10), 1: 526 (Phalaena Geometra)
【意味】 原記載に説明なし。おそらく[ギ] Idê(ラテンではIda)に由来; -ae(接尾辞)。
イーデーは,ギリシア神話に出てくる地名・人名。地名としては,フリギアの山脈またはクレタ島の山。人名としては,ゼウスの乳母の一人など。
【和名】 ヨスジキヒメシャク
【学名】 Idaea auricruda
(いーだえあ あうりくるーだ)
【命名】 (Butler, 1879)
【原記載】 The Annals and magazine of natural history (5) 4: 438 (Asthena)
【意味】 [ラ] aurum(金); crudus(未加工の,生の)。「粗金」。
原記載に直接の記述なし。翅の色彩について「黄褐色 buff yellow」と描写している。"buff"はsRGBでは「#C09567」。
【和名】 エゾキヒメシャク
【学名】 Idaea aversata
(いーだえあ あうぇるさーた)
【命名】 (Linnaeus, 1758)
【原記載】 Systema naturae (ed. 10) 1: 526 (Phaleana Geometra)
【意味】 [ラ] aversus(裏面の,背面の); -atus(接尾辞)。
原記載「下位の面の小点はより染まっている」に由来するか。
日本の亜種は,I. a. japonica (Inoue, 1955)。「日本の」。
画像は,Seitz, The Macrolepidoptera of the world 4, pl. 4 g から。
【和名】 ウスキヒメシャク
【学名】 Idaea biselata
(いーだえあ びせらーた)
【命名】 (Hufnagel, 1767)
【原記載】 Berlinisches Magazin 4: 618, 626 (Phalaena)
【意味】 Emmetによれば,"bisetata"の誤植による種小名(ESM, p. 165)。ならば,[ラ] bi-(2つの); saeta(剛毛,刷毛); -atus(接尾辞)「2本のブラシの」。
原記載「ブラシの蛾」,「この種のいくつかには,後ろ脚2本に長い小さな毛の束がある」。
【和名】 ウスモンキヒメシャク
【学名】 Idaea denudaria
(いーだえあ でーぬーだーりあ)
【命名】 (Prout, 1913)
【原記載】 Seitz, 1913, The Macrolepidoptera of the world 4: 127 (Ptychopoda)
【意味】 [ラ] de-(接頭辞。〜から,離れて); [種小名] I. nudaria(キヒメシャク)。
原記載によれば,それまでI. nudaria (Christoph, 1881)とされていた標本の中から分けられた新種。それに由来した命名か。
画像は,ibid., pl. 7 a (Ptychopoda) から。
【和名】 モンウスキヒメシャク
【学名】 Idaea effusaria
(いーだえあ えふーさーりあ)
【命名】 (Christoph, 1881)
【原記載】 Bulletin de la Société impériale des naturalistes de Moscou. 55 (3): 45 (Acidaria)
【意味】 [ラ] effusus(ばらばらの,ゆるんだ); -arius(接尾辞)。
原記載に記述なし。翅の模様の印象による命名か。
画像は,Seitz, The Macrolepidoptera of the world 4, pl. 3 i (Ptychopoda) から。
190427
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