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シャクガ科 ナミシャク亜科
Idiotephria属
(いでぃおてふりあ)
【命名】 Inoué, 1943
【タイプ種】 Lozogramma amelia
【原記載】 Trans. Kansai ent. Soc. 12(2) : 7
【意味】 [ギ]idios(独特な,変わった,私的な); tephria(属名 Coenotephria の後節。元となった単語"tephra"の意味は,灰,灰色)。
「独自の灰色」。Coenotephria(「同様な灰色」)属から分離されたもの。原記載「翅脈はCoenotephria属のほとんどと同じ」。
Coenotephria属は日本未産。これら2属の命名はEntephria属に由来する。
【和名】 モンキキナミシャク
【学名】 Idiotephria amelia
(いでぃおてふりあ あめりあ)
【命名】 (Butler, 1878)
【原記載】 The Annals and magazine of natural history (5)1: 406 (Lozogramma)
【意味】 不詳。原記載では"Amelia"と大文字で表記されており,この場合「名詞」を示すのがリンネ以来の通例。ここは,おそらく女性名。
画像は,Seitz, 1915, Die Gross-Schmetterlinge der Erde 4, pl. 10 (Cidaria) から。
【和名】 ギフウスキナミシャク
【学名】 Idiotephria debilitata
(いでぃおてふりあ でびりたーた)
【命名】 (Leech, 1891)
【原記載】 The Entomologist 24, Supplement: 52 (Cidaria?)
【意味】 [ラ]debilitatus(無力な,弱い)。
不詳。印象による命名か。
画像は,Seitz, 1954, Die Gross-Schmetterlinge der Erde, Supplement 4, pl. 14 (Cidaria) から。
【和名】 ナカモンキナミシャク
【学名】 Idiotephria evanescens
(いでぃおてふりあ えーわーねすけんす)
【命名】 (Staudinger, 1897)
【原記載】 Deutsche entomologische Zeitscrift 10: 104 (Cidaria)
【意味】 [ラ]evanescens(弱くなる,消えていく)。
翅の形容か。原記載は,翅について「非常に薄く(半透明)」と記述している。
190114
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