yyzz2;虫画像 虫よもやま>蛾の学名>シャクガ科ナミシャク亜科
シャクガ科 ナミシャク亜科
Euphyia属
(えうふぃいあ)
【命名】 Hübner, 1813
【タイプ種】 Geometra picata
【意味】 [ギ]eupyuia(姿の良さ)。原記載文には説明なし。外観に由来する直感なのだろう。
【和名】 ハコベナミシャク
【学名】 Euphyia cineraria
(えうふぃいあ きねらーりあ)
【命名】 (Butler, 1878)
【意味】 [ラ]cinis(灰):-airus(接尾辞)。
原記載文によれば,Cidaria picata (= Euphyia biangulata picata) 種とよく似ているが,C. picata では上翅の模様が黄色がかっているのに対して,本種では灰色であることに由来する。
【和名】 フタテンツマジロナミシャク
【学名】 Euphyia unangulata
(えうふぃいあ うなんぐらーた)
【命名】 (Haworth, 1809)
【意味】 [ラ]un(一つの); angulatus(かどのある)。
おそらく,前翅の黒帯から中央部の白帯に向かって「一つ」山型に突出していることから。「二つ山」の E. biangulata 種(参照:Cloaked Carpet - Euphyia biangulata - Overview - Encyclopedia of Life)とセットで命名されたものと思われる。
したがって,学名を訳して和名を作るなら「ヒトカド」となるところだが,E. biangulata が日本未産であって「ヒトカド」としてもその甲斐がない。E. unangulata の斑紋がハコベナミシャクよりも明瞭なことから「フタテン」とされたのだろう。
日本に分布する亜種は,E. u. gracilaria。「ほっそりした」。
170329
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