カギバガ科 カギバガ亜科
Callidrepana属
(かるりどれぱな)
【命名】Felder, 1861
【タイプ種】Callidrepana saucia Felder, 1861
【原記載】Sitzungsberichte der Kaiserlichen Akademie der Wissenschaften 43 (1): 30
【意味】[ギ]kallos(美しさ);[属名]Drepana属。「美しいドレパナ」。
原記載「翅はDrepanaの形をしている」。また翅脈や脚について,Drepana hamula 現 Watsonalla binaria,日本未産)との類似が述べられている。
現在,Drepana属ではオビカギバが日本に分布する。
【和名】ウスイロカギバ
【学名】Callidrepana palleola
(かるりどれぱな ぱるれおーら)
【命名】(Motschulsky, 1866)
【原記載】Bulletin de la Société impériale des naturalistes de Moscou 39 (1): 193 (Drepanulides? palleolus)
【意味】[ラ]palleo(青ざめる,色が薄くなる); -olus(縮小辞)。「薄い色の小さいもの」。
原記載には記述なし。おそらく翅の色合いの印象に由来。
【和名】ギンモンカギバ
【学名】Callidrepana patrana
(かるりどれぱな ぱとらーな)
【命名】(Moore, 1866)
【原記載】Proceedings of the Zoological Society of London 1865: 816 (Drepana)
【意味】おそらく[梵]pattra(葉);[ラ]-anus(接尾辞)。「葉っぱの」。
"patra"の語を持つ他の鱗翅の採集地がすべてインド方面であることから,サンスクリット語である可能性が高い。「葉」と解釈するなら,形状から。
画像は,Seitz, 1912, Die Gross-Schmetterlinge der Erde 2, pl. 30 f から。
200626
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