カギバガ科 トガリバガ亜科
Achlya属
（あくりあ）
【命名】Billberg, 1820
【タイプ種】Phalaena flavicornis Linnaeus, 1758
【原記載】Enumeratio insectorum in Museo: 87
【意味】［ギ］achlis（闇，靄）。
原記載に由来についての説明なし。不詳。
Emmetは，Billbergには"Noctua"（夜），"Charanyca"（夜を楽しむ），"Lygephila"（闇を愛する）の命名があることから，この蛾についても同じく，活動時間に由来すると考えている（EMS, p. 161）。
【和名】ミスジトガリバ
【学名】Achlya flavicornis
（あくりあ ふらーうぃこるにす）
【命名】(Linnaeus, 1758)
【原記載】Systema naturae per regna tria naturae (edn 10) 1: 518 (Phalaena)
【意味】［ラ］flavus（黄色い）； cornu（角）。「黄色い角」。
原記載「黄色い触角（antennis luteis）」。
北海道の亜種は，A. f. jazoensis (Matsumura, 1927)。「蝦夷（北海道）産の」。
【和名】キボシミスジトガリバ
【学名】Achlya longipennis
（あくりあ ろんぎぺんにす）
【命名】Inoue, 1972
【原記載】Bulletin of the Japan Entomological Academy 6 (2): 29
【意味】［ラ］longus（長い）； pennna（羽）。「長い羽」。
原記載を参照できず。おそらく前翅の印象から。
道南の亜種は，A. l. inokoi Inoue, 1982。採集者の猪子龍夫に因む。また，道東および中央部の亜種は，A. l. tateyamai Inoue, 1982。採集者の館山一郎に因む。
200713
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