ツバメガ科 フタオガ亜科
Dysaethria属
(でぃさえとりあ)
【命名】Turner, 1911
【タイプ種】Dysaethria pasteopa Turner, 1911
【原記載】Annals of the Queensland Museum 10: 80
【意味】[ギ]dysaithrios(埃っぽい,くすんでいる)。
原記載に語義の説明がある。おそらくタイプ種の前翅の色合いから。
【和名】マエモンフタオ
【学名】Dysaethria erasaria
(でぃさえとりあ えーらーさーりあ)
【命名】(Christoph, 1881)
【原記載】Bulletin de la Société impériale des naturalistes de Moscou 55 (3): 70 (Evermannia)
【意味】[ラ]erasus(削り取られた,根こそぎにされた); -arius(接尾辞)。
原記載に記述なし。おそらく翅(とりわけ後翅?)の模様の印象に由来。
画像は,Seitz, 1912, Die Gross-Schmetterlinge der Erde 2: pl. 48-i (Epiplema)から。図の"erosaria"はおそらくTypo。
【和名】キスジシロフタオ
【学名】Dysaethria cretacea
(でぃさえとりあ くれーたーけあ)
【命名】(Butler, 1881)
【原記載】Transactions of the Entomological Society of London 1881: 414 (Erosia)
【意味】[ラ]cretaceus(チョークのような,白亜の)。
原記載「白亜のような白色」。
画像は,Seitz, 1912, Die Gross-Schmetterlinge der Erde 2: pl. 48-i (Epiplema)から。
【和名】クロホシフタオ
【学名】Dysaethria moza
(でぃさえとりあ もざ)
【命名】(Butler, 1878)
【原記載】The Annals and magazine of natural history (5) 1: 402 (Erosia)
【意味】[人名]Moza。『旧約聖書』「歴代誌上」にあらわれるベニヤミン族の男性名。
「〔…〕ジムリにはモツァ Moza が生まれ,モツァにはビンアが生まれた。その子は,ラファ Rapha ,孫はエルアサ,ひ孫はアツェル Azel 」(歴代誌上 8: 36-37,新共同訳)から。原記載の,183. Erosia moza, 184. E. rapha, 185. E. azela にそれぞれ対応する。
画像は,Seitz, 1912, Die Gross-Schmetterlinge der Erde 2: pl. 48-i (Epiplema)から。
【和名】ヒメクロホシフタオ
【学名】Dysaethria illotata
(でぃさえとりあ いるろーたーた)
【命名】(Christoph, 1880)
【原記載】Bulletin de la Société impériale des naturalistes de Moscou 55 (3): 69 (Evermannia)
【意味】[ラ]illotus(洗われていない,不潔な); -atus(接尾辞)。
原記載「翅はよごれた(くすんだ)灰黄色」。
210109
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