シャチホコガ科ツマアカシャチホコ亜科
Gonoclostera属

（ごのくろーすてーら）

【命名】Butler, 1877

【タイプ種】Gonoclostera latipennis（=timoniorum）

【原記載】The Annals and magazine of natural history (4) 20: 475

【意味】［ギ］gonos（弟子・子供）；Clostera属。

「Clostera属の子供」。

　Closteromorpha属との類似に由来。原記載「外観はFelderのClosteromorpha属だが，触角が一貫して幅広い櫛歯状であり，前翅は外に向かって明確な角をなしていない」。したがって前節を gônia（かど）とする解釈を採らない。

　Closteromorpha属は主に中南米に分布する属。「Closteraの形をした」。

クワゴモドキシャチホコ Gonoclostera timoniorum

【和名】クワゴモドキシャチホコ
【学名】Gonoclostera timoniorum

（ごのくろーすてーら　てぃーもーにおーるむ）

【命名】(Bremer, 1861)

【原記載】Bulletin de l'Académie impériale des sciences de St.-Pétersbourg 3: 842 (Pygaera)

【意味】［学名］Pygaera timon Hübner, 1803 に由来。おそらくそこで使われているギリシア人名の"Timon"をラテン化した"Timonius"の複数属格。「ティモンたちの」。

　原記載「Pygaera属から切り離し，Timonと一緒にして固有の属を作ることができるかもしれない」。語尾が複数形なのは，P. timonと並列させる意図からか。人間嫌いで有名だった古代アテネの Timôn から。

200520