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シャチホコガ科 トビモンシャチホコ亜科
Fentonia属
(ふぇんとにあ)
【命名】Butler, 1881
【タイプ種】Fentonia laevis Butler, 1881
【原記載】Transactions of the Entomological Society of London 1881: 20
【意味】[人名]Fentonに属格を作る語尾 -ia がついたもの。
おそらくMontague Arthur Fenton(1850-1937)に由来。フェントンは,明治のはじめ東京外国語学校の外国人英語教師。日本各地で昆虫の採集を行う。生涯については,松田・中村, 2005, 明らかになったFentonの生涯, 蝶と蛾 56(3), p.247-256 に詳しい。
原記載によれば,バトラーへのタイプ種の標本提供者は H. Pryer である。プライヤ−については「ヘンリー・プライヤー - Wikipedia」(邦文)参照。明確な事情は分からないが,採集がフェントンで,コレクションがプライヤーなのかもしれない。
【和名】ホソバシャチホコ
【学名】Fentonia ocypete
(ふぇんとにあ おーきぺてー)
【命名】(Bremer, 1861)
【原記載】Bulletin de l'Académie impériale des sciences de St.-Pétersbourg 3: 481 (Harpyia)
【意味】[ギ]Ôkupetê オーキュペテー。ギリシア神話におけるハルピュイアイ(Harpuiai 旋風の精,単数ではハルピュイア)たちの次女の名で,「速く飛ぶ者」の意。彼女らはしばしば人面の怪鳥として描かれる。
命名者のBremerは,この蛾をHarpyia属に分類している。その関連での名付けだろう。原記載には由来の説明なし。
200512
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