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シャクガ科 ナミシャク亜科
Venusia属
(うぇぬしあ)
【命名】 Curtis, 1839
【タイプ種】 Venusia cambrica
【原記載】 British entomology 6, pl. 759, text
【意味】 [ラ] Venus(ヴィーナス。ローマ神話における愛と美の女神); -ia(接尾辞)。
おそらく,特定の由来や命名理由はない。また,イタリアに"Venusia"(現Venosa)という都市があるが,関連する要素がなく無関係と思われる。
【和名】 キモンハイイロナミシャク
【学名】 Venusia blomeri
(うぇぬしあ ぶるーまーいー)
【命名】 (Curtis, 1832)
【原記載】 British entomology 6, pl. 416, text (Melanippe)
【意味】 [固] Blomer; -i(属格語尾)。
Charles Blomer(1766?〜18269。昆虫収集家。英国陸軍大尉としてスペイン独立戦争に従軍している)に献じられたもの。原記載によれば,この新種についてカーティスの記載に先立ってブルーマーが飼育個体を標本にしていたという。(参照:Biographical dictionary | UK Beetle Recording)
画像は,ibid., Pl. 416 (Melanippe) から。
【和名】 ミヤマナミシャク Venusia cambrica
【学名】 Venusia cambrica
(うぇぬしあ かんぶりか)
【命名】 Curtis, 1839
【原記載】 British entomology 6, pl. 759, text
【意味】 [固] Cambria(イギリス南西,ウェールズの古名); -ica(接尾辞)。
採集地に由来。
画像は,ibid. pl. 759 から。
【和名】 クロスジカバイロナミシャク
【学名】 Venusia laria
(うぇぬしあ らりあ)
【命名】 Oberthür, 1893
【原記載】 Études d'entomologie 18: 30
【意味】 原記載の註によれば,"La"はチベット語で「山」の意; -rius(接尾辞)。
日本の亜種は,V. l. ilara (Prout, 1938)。おそらく「laria」のアナグラム。
画像は,ibid., pl. 3, fig. 34 から。
【和名】 ナナスジナミシャク
【学名】 Venusia phasma
(うぇぬしあ ふぁすま)
【命名】 (Butler, 1879)
【原記載】 The Annals and magazine of natural history (5)4: 441 (Enmmelesia)
【意味】 [ギ] phasma(亡霊,幻視)。
原記載に記述なし。単なる印象によるか。
画像は,Seitz, 1914, The Macrolepidoptera of the world 4, pl. 13m から。
【和名】 マエモンハイイロナミシャク
【学名】 Venusia semistrigata
(うぇぬしあ せみすとりがーた)
【命名】 (Christoph, 1881)
【原記載】 Bulletin de la Société impériale des naturalistes de Moscou 1880 50(3): 99 (Cidaria)
【意味】 [ラ] semi-(半分); striga((縦の)溝,畝); -atus(接尾辞)。「半分の畝の」。
原記載「中央下に黒褐色の二重の帯が始まり,第3翅脈上で突然終わる。内部に進むべき第2翅脈上で帯はわずかな痕跡でしかない」。画像を見た方が分かりやすい。
190330
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