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シャクガ科 ナミシャク亜科
Pasiphila属
(ぱしふぃら)
【命名】 Meyrick, 1883
【タイプ種】 Eupithecia bilineolata
【原記載】 New Zealand journal of science 1: 527
【意味】 [ギ]pasiphilos(万人に愛される)。
由来それ自体は不詳。カバナミシャク類は例えば"Eupithecia"が「可愛いパグ(猿)」であるように,愛すべきイメージがあるのかもしれない。
【和名】 クロフウスアオナミシャク
【学名】 Pasiphila chloerata
(ぱしふぃら くろえらーた)
【命名】 (Mabille, 1870)
【原記載】 Petites nouvelles entomologiques (1) 24: 96 (Eupithecia)
【意味】 [ギ]chloeros(緑でおおわれた);[ラ]-atus(接尾辞)。
原記載には記述なし。おそらく翅からの印象。
画像は,Seitz, 1915, Die Gross-Schmetterlinge der Erde 4, pl. 13 から。
【和名】 テンスジアオナミシャク
【学名】 Pasiphila debiliata
(ぱしふぃら でーびりあーた)
【命名】 (Hübner, [1817])
【原記載】 Geyer, 1793-1841, Sammlung europäischer Schmetterlinge [5]: pl. 90 (Geometra)
【意味】 [ラ]debilis(無力な,弱々しい)。
おそらく印象から。
画像は,ibid., pl. 90 (Geometra)から。
【和名】 ソトシロオビナミシャク
【学名】 Pasiphila excisa
(ぱしふぃら えくすきーさ)
【命名】 (Butler, 1878)
【原記載】 Ann.Mag.nat.Hist. (5) 1: 445 (Eupithecia)
【意味】 [ラ]excisus(切り離された)。
おそらく原記載に「ヨーロッパの E.〔Eupithecia〕 succenturiata によく似ているが,〔次の点で〕異なる」とあることに由来するか。
画像は,Staudinger, 1897, Deutsche entomologische Zeitscrift 10, pl. 3 (Eupithecia macrocheila) から。
【和名】 ハラアカウスアオナミシャク
【学名】 Pasiphila obscura
(ぱしふぃら おぶすくーら)
【命名】 (West, 1929)
【原記載】 Novitates zoologicae 35: 129 (Chloroclystis)
【意味】 [ラ]obscurus(暗い,黒ずんだ)。
原記載に翅の色の形容として‘fuscous’(暗褐色)の語が用いられている。
【和名】 リンゴアオナミシャク
【学名】 Pasiphila rectangulata
(ぱしふぃら れくたんぐらーた)
【命名】 (Linnaeus, 1758)
【原記載】 Systema naturae (ed. 10) 1: 528 (Phalaena Geometra rectangulata)
【意味】 [ラ]rectangulus(直角の,長方形の); -atus(接尾辞)。
原記載「翅下方の帯は黒い点から始まる直角〔をなす〕」。
画像は,Seitz, 1915, Die Gross-Schmetterlinge der Erde 4, pl. 13 から。
【和名】 ウラモンアオナミシャク
【学名】 Pasiphila subcinctata
(ぱしふぃら すぶきんくたーた)
【命名】 (Prout, 1915)
【原記載】 Seitz, 1915, Die Gross-Schmetterlinge der Erde 4: 298 (Chloroclystis)
【意味】 [ラ]sub-(下に); cinctus(帯を締めた); -atus(接尾辞)。
原記載には太い横線について述べられており,おそらくそこに由来。
181222
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