シャクガ科 ナミシャク亜科
Lampropteryx属

【和名】 ナワメナミシャク
【学名】 Lampropteryx jameza

（らんぷろぷてりくす　いあめざ）

【命名】 (Butler, 1878)

【意味】 不詳。原記載文には説明なし。

　図版は，Butler, 1879, Illust. typical Specimens Lepid. Heterocera Colln Br. Mus. 3, pl. 54から（Cidaria jameza）。

【和名】 アトクロナミシャク
【学名】 Lampropteryx minna

（らんぷろぷてりくす　みんな）

【命名】 (Butler, 1881)

【意味】 おそらく［ラ］minus より小さい，の綴り換え。

　Butlerの原記載文には由来の説明はないが，十数年後の Leech, 1897, On Lepidoptera Heterocera from China, Japan, and Corea: 657 では「まちがいなく C. suffumata の小型形である」記されている。タイプ種との大きさの比較からの命名だろう。

【和名】 チビアトクロナミシャク
【学名】 Lampropteryx otregiata

（らんぷろぷてりくす　おとれぎあーた）

【命名】 Metcalfe, 1917

【意味】 ［ラ］Otrigia イングランド南西部の地名 Devon の古ラテン名。

　原記載文によれば，採集地にちなむ命名。デヴォンについては,Wikipedia参照。

【和名】 ヒダカアトクロナミシャク
【学名】 Lampropteryx suffumata

（らんぷろぷてりくす　すふふーまーた）

【命名】 (Denis & Schiffermüller, 1775)

【意味】 ［ラ］sub- やや，似ている；fumatus 煙でいぶされた。

　原記載文には「灰白色で，粗雑な黒帯が入った」と記述されていることから，おそらく前翅に由来するのだろう。

　画像は，Humphreys, 1845, British moths and their transformations 2: pl. 46 から。