ヒトリガ科 ヒトリガ亜科
Rhyparioides属
(りぱりおいーでーす)
【命名】 Butler, 1877
【タイプ種】Rhyparioides nebulosa Butler, 1877
【原記載】The Annals and magazine of natural history (4) 20 (19): 395
【意味】[学名] Rhyparia属; -oides(〜の形をした)。
原記載「翅脈はRhypariaおよびDiacrisiaと一致しているが,胴体が非常に細いことで前者と,そして雄の触角が櫛歯というよりは鋸歯状であることで両種と相違する」。
Rhyparia属は,日本ではR. purpurata (Linnaeus, 1758) ゴマベニシタヒトリ,が分布する。'rhyparia'は「汚い,汚れている」。
【和名】ホシベニシタヒトリ
【学名】Rhyparioides amurensis
(りぱりおいーです あむーれーんしす)
【命名】(Bremer, 1861)
【原記載】Bulletin de l'Académie impériale des sciences de St.-Pétersbourg (3) 3: 477 (Chelonia rubescens amurensis)
【意味】[地名]Amur(アムール川); -ensis(接尾辞,〜産の)。
原記載によれば,採集地「ウスリー〔アムール川支流〕河口」から。
日本の亜種は,R. a. nipponensis Kishida & Inomata, 1981。「日本産の」。
【和名】コベニシタヒトリ
【学名】Rhyparioides metelkana
(りぱりおいーです めてるかーな)
【命名】(Lederer, 1861)
【原記載】Wiener entomologische Monatschrift 5: 162 (Nemeophila)
【意味】[人名]Metelka(メテルカ。中欧に見られる人名); -anus(接尾辞)。「メテルカの」。
原記載によれば,採集者 Franz Metelka への献名。ハンガリー在住の薬剤師とある。
日本の屋久島以北亜種は,R. m. flavida (Bremer, 1861)。「黄色っぽい」。
【和名】ベニシタヒトリ
【学名】Rhyparioides nebulosa
(りぱりおいーです ねぶろーさ)
【命名】Butler, 1877
【原記載】The Annals and magazine of natural history (4) 20: 396
【意味】[ラ]nebulosus((靄や煙で)曇った,不明瞭な)。
原記載「雄の(前翅の)中央部は灰色に曇っている」。
211205
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