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シャクガ科 ヒメシャク亜科
Timandra属
(てぃーまんどらー)
【命名】 Duponchel, 1829
【タイプ種】 Timandra griseata Petersen, 1902
【原記載】 Histoire naturelle des lépidoptéres ou papillons de France 7(2): 105
【意味】 [ギ神話]Timandra(ヘレネーやクリュタイムネーストラーとは姉妹関係。アルカディア王エケモスの妻であったが,アフロディテの呪いに動かされ,エケモスを棄ててドゥーキリオン王ピューレウスに乗り換えたとされる)。
特別な由来はないと考えられる。
【和名】 フトベニスジヒメシャク
【学名】 Timandra apicirosea
(てぃーまんどらー あぴきろせあ)
【命名】 Prout, 1935
【原記載】 Seitz, The Macrolepidoptera of the world. Suppl. 4: 28
【意味】 [ラ]apex(頂点,翅頂); roseus(バラの,バラ色の)。
原記載「前翅翅頂の縁にバラ色の点」。
画像は,ibid., pl. 4 d から。
【和名】 コベニスジヒメシャク
【学名】 Timandra comptaria
(てぃーまんどらー こーむぷたーりあ)
【命名】 Walker, 1863
【原記載】 List of the specimens of lepidopterous insects in the collection of the British Museum 26: 1615
【意味】 [ラ]comptus(着飾った,愛らしい); -arius(接尾辞)。
原記載文に記述なし。おそらく印象による命名。
画像は,Butler, 1879, Illustrations of typical specimens of Lepidoptera Heterocera in the collection of the British Museum 3, pl. 51, fig. 2 から。
【和名】 ウスベニスジヒメシャク
【学名】 Timandra dichela
(てぃーまんどらー でぃけーら)
【命名】 (Prout, 1935)
【原記載】 Seitz, The Macrolepidoptera of the world. Suppl. 4: 29 (Calothysanis)
【意味】 [ギ]dichêlos((二股になった)蹄)。
原記載文には交尾器について詳述されており,おそらく交尾器の形状からの連想に由来する命名。
画像は,ibid., pl. 4 d (Calothysanis) から。
【和名】 ベニスジヒメシャク
【学名】 Timandra recompta
(てぃーまんどらー れこーむぷた)
【命名】 (Prout, 1930)
【原記載】 Novitates zoologicae 35 (4): 297 (Calothysanis amata recompta)
【意味】 [ラ]re-(接頭辞。繰り返しを表す); comptus(着飾った,愛らしい)。「ふたたび着飾った」。おそらく,ここでは T. comptaria (コベニスジヒメシャク) をふまえたもの。
原記載に,T. comptaria から交尾器によって区別されたことが述べられている。
北海道の亜種は,T. r. ovidius (Bryk, 1942)。オウィディウスは『アルス・アマトリア』などで知られる古代ローマの詩人。
画像は,ibid., pl. 4 c (Calothysanis amata recompta) から。
190718
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