シャクガ科ナミシャク亜科
Acasis属

（あかしす）

【命名】 Duponchel, 1845

【タイプ種】 Geometra viretata

【意味】［ギ］a-（否定の接頭辞）； kasis（兄弟，姉妹）。「姉妹のいない」。

　Emmet は新属とされた時に「１属１種」だったのを示していると考えている（ESM，p. 177）。原記載文では，幾つもの特徴の相違によって，この種をLarentia属（日本未産）から分けねばならないと考えたとある。

テンオビナミシャク Acasis appensata

【和名】テンオビナミシャク
【学名】 Acasis appensata

（あかしす　あぷぺんさーた）

【命名】 (Eversmann, 1842)

【意味】［ラ］appensatus（吊された，付加された）。

　原記載文の♂の後翅基部に小さな付属垂があるに由来。♂後翅後縁部には lobe がある。

　画像は，Seitz, 1915, Die Gross-Schmetterlinge der Erde. 4: 181,　pl. 6。

アヤコバネナミシャク Acasis bellaria

（あかしす　べるらーりあ）

【命名】 (Leech, 1891)

【意味】［ラ］bellus（きれいな，素晴らしい）； -arius（接尾辞）。

ルリオビナミシャク Acasis viretata

（あかしす　うぃれたーた）

【命名】 (Hübner, 1799)

【意味】［ラ］viretum（緑色の）。

　諸説あるが，翅の色を表現していると見なすのが最も普通だと思う。

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