yyzz2; top蛾の学名カギバガ科トガリバガ亜科

カギバガ科 トガリバガ亜科
Tethea属

(てーてあ)

【命名】Ochsenheimer, 1816

【タイプ種】Noctua or Schiffermüller, 1775

【原記載】Die schmetterlinge von Europa 4: 64

【意味】[ギ]Têthys(テーティース。ギリシア神話における女神。天空ウーラノスと大地ガイアの娘で,海神オーケアノスの妻)。

 命名に特別な由来はないものと考えられる。

マエジロトガリバ Tethea albicostata

【和名】マエジロトガリバ
【学名】Tethea albicostata

(てーてあ あるびこすたーた)

【命名】(Bremer, 1861)

【原記載】Bulletin de l'Académie impériale des sciences de St.-Pétersbourg (3) 3: 483 (Cymatophora)

【意味】[ラ]albus(白い); costa(前縁部,肋骨); -atus(接尾辞)。「白い前縁の」。

 原記載「前翅表面はくすんだ灰色で,前方の縁は幅広く白くなっている」。

オオバトガリバ Tethea ampliata

【和名】オオバトガリバ
【学名】Tethea ampliata

(てーてあ あむぷりあーた)

【命名】(Butler, 1878)

【原記載】The Annals and magazine of natural history (5) 1: 71 (Cymatophora)

【意味】[ラ]amplicatus(拡大した,増大させられた)。

 原記載「C. or〔=Tethea or〕に似るが,明らかに大きい」。

オオマエベニトガリバ Tethea consimilis

【和名】オオマエベニトガリバ
【学名】Tethea consimilis

(てーてあ こんしみりす)

【命名】(Warren, 1912)

【原記載】Die Gross-Schmetterlinge der Erde 2: 321 (Saronaga)

【意味】[ラ]consmilis(類似した)。

 原記載に,Saronaga albicosta Moore (= Tethea albicosta)と比較が記述されていることから,それとの類似からだろう。T. albicostaはインド・中国に分布する蛾で,日本未産。

ホソトガリバ Tethea octogesima

【和名】ホソトガリバ
【学名】Tethea octogesima

(てーてあ おくとーげしま)

【命名】(Butler, 1878)

【原記載】The Annals and magazine of natural history (5) 1: 78 (Cymatophora)

【意味】[ラ]octogesimus(80の)。

 原記載「80のような腎状紋」。

 画像は,Butler, 1878, Illustrations of typical specimens of Lepidoptera Heterocera in the collection of the British Museum 2, pl. 28, fig. 2 (Cymatophora) から。

アカントガリバ Tethea or

【和名】アカントガリバ
【学名】Tethea or

(てーてあ おる)

【命名】(Denis & Schiffermüller, 1775)

【原記載】Ankündung eines systematischen Werkes von den Schmetterlingen der Wienergegend: 87 (Noctua)

【意味】おそらく,環状紋+腎状紋の形を「OR」と見立てたもの。

 原記載に記述なし。Spuler, 1908, Die Schmetterlinge Europas 1: 334 では「ωρ,仲間,すなわち次種〔=T. octogesima。上記〕の。あるいはことによると斑紋の形態「OR」か?」と述べている。ここでは,原記載において,斑紋の形に由来する命名である"N. oo"(=Dicycla oo。日本未産のキリガ)と列記されていることから,後者の「OR」をとる。

 日本の亜種は,T. o. akanensis (Matsumura, 1933)。「阿寒産の」。

 画像は,Seitz, 1912, Die Gross-Schmetterlinge der Erde 2, pl. 49-f (Palimspestis) から。

【和名】マエベニトガリバ
【学名】Tethea trifolium

(てーてあ とりふぉりうむ)

【命名】(Alphéraky, 1895)

【原記載】Deutsche entomologische Zeitscrift 8: 188 (Cymatophora)

【意味】[ラ]trifolium(シャジクソウ,クローバの類)。

 この蛾の食草はバラ科植物であって,クローバーではない。食草の誤りであるか,上種のような斑紋からの連想によるかであるだろうが,原記載には記述がない。

201006

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