●自己紹介

◎ハンドルはyyzz2。

◎昭和30年代後半,北海道の札幌に生まれたらしい。
 1970年「公害国会」,1972「ニクソンショック」,1973年「石油危機」。
 多感な時期に経済成長の終焉の洗礼を受ける。
 この世代は,世界の没落感や環境悪化への危機感を無意識の中に貯め込んでいると思う。


◎高校では数学落ちこぼれで文系コースへ。歳時記や連句集に耽溺

◎国文は面倒そうなのでヤメ。文学部哲学研究科へ。テーマは18世紀フランスの思想家ディドロの自然観。 科学史において,18世紀は顕微鏡と生物学の時代である。

◎就職して道東。転勤して道北。更に転勤して道南の苫小牧へ。


◎2005年,40才を相当に過ぎたある日突然,「ハエトリグモをデジカメで撮ろう」となぜか考える。何かの啓示らしいが,偽予言者によるものだったかもしれない。
 以後,人生は下っていく。

◎晩春の候,CANON「PowerShot A70」購入。虫撮り人になる。
 撮り始めるとやたらと面白い。PCのディスプレイ一杯の虫画像に興奮


◎画像掲示版「虫@ふたば」でミバエの写真を誉められ,常連コテハンへと堕ちる。

◎2005年夏,「はてなダイアリー」で特殊泡沫虫ブログ「yyzz2;虫撮記【虫画像・他】」をスタート。一部の特殊な読者に支えられて現在でも継続中。

◎はじめはカメムシを追いかけていた(動きが鈍くて撮りやすい)が,やがて蛾を撮り始める。
 昼間は仕事なので,夜に探しに行ける蛾は格好の大人の被写体である。たちまちはまり込む。

◎毎晩のようにカメラを下げて,夜の公園や駐車場に出撃。こんな大人になってしまうとは子供の頃には全く思っていなかった。


◎どうしても眼デジが欲しくなるのに時間はかからなかった。
 夏,発売を待って今は亡きコニミノの「α Sweet DIGITAL」購入。レンズは50mmマクロ1本。虫以外撮る気なし。職場では「人間のような不浄のものは撮らない」と豪語する。

◎高価な図鑑に次々と手を出す。「虫」が金のかかる趣味であることを知る。

◎2006年,100mmマクロレンズ購入。面倒なのでこれしか使わなくなる。付けっぱ。
 徐々に虫撮りのポイントを増やす。常識や見境いや世間体はそれに比例して失なわれていった。

◎おそらくこの年に詩集(虫とは関係ない)を出して,ローカルな詩人協会から賞をもらう。記憶がはっきりしない。


◎2007年,この頃から学名関係の洋書に手を出し始め,しかも古典語の分厚い辞書まで次々と購入。
 虫が好きだが本も好き。文系虫屋の本性が発露し始める。
 通信販売とは恐ろしいもので出費が著しくかさむが,どうせわたしは老後まで生きられないので金を残しても仕方ないと考える。


◎ネット上における虫データの蓄積の一助をめざすと称して本HP「虫画像虫よもやま」立ち上げ。
 はじめからスキマ狙いの邪道路線という噂も。ほとんど更新が行われていないのはもちろんである。

◎2008年3月,SONYの「α700」を購入。レンズやフラッシュリングがそのまま使えるのがポイント。


◎2009年初め,ブログで学名調べをボチボチしていたのだが,それが存外面白いので科まるごとやってみようと無謀な計画を立てる。「北海道の蛾の学名」のコンテンツを新設。手始めに種数の少ないシャチホコから始める。

◎「掲示板」のIDとかパスワードとかを完全に忘れはて,スパムを削除できなくなったのでトップページから消す。非インタラクティブになるが割と平気である。


◎2009年夏,レンタルサーバー移転。ついでにリニューアル。でもあまり変わっていない。


◎2013年,転勤。まだ仕事が続いていたんだね。虫撮りのポイントが遠くなり,夜に自動車を走らせていると道路はシカやキツネまみれである。フロントに虫が多量にぶつかってきて,心が痛むこと甚だしい。

◎体力・気力も衰え,シーズンを通じての撮影行為は無理になる。


◎2015年,虫撮り休止宣言。普通の(まともな)虫屋だったらやらない「学名調べ」と「数百年前の昆虫学周辺」に専念することに。
 結局,若い頃にしていた科学史がらみの文献ごっこに戻ってしまった。本質が文系なので仕方ないと思う。


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